【本日の一品】名品コースターでお・も・て・な・し

すっかりご無沙汰なこのコーナー、忘れられていないか心配です。
本日ご紹介するのは、数年前に松岡美術館で購入したオリジナルコースターです。私のミュージアムグッズコレクションの中でも、母親が絶賛していた一品です。

こちらを開けると…
5種類の紙製コースターが入っています。
元になった所蔵品はこちら!

松岡美術館所蔵の色絵磁器がコースターになっています。縁起が良いモチーフが描かれていたり、表現にひと工夫が施されていたり…と、目にも鮮やかなお皿たち。
5枚並べて額装しても絵になりそう。使ってよし、飾ってよし。

1セットしか購入していないので完全保存用ですが、使うとしたら目上の方や義理のご両親など、ちょっと上品におもてなしをしたいときに活用したいですね。

ガラスにも合うし…
マグにも結構合う…

ちょっと我が家に今日本酒のおちょこが無いので写真撮れなかったのですが、晩酌の時にも活用できそう。

展示で「素敵な皿…」と思ったものが、食卓でまた使えるのは嬉しいですね。ポストカードにするとかは結構あると思うのですが、またちょっと違うジャンルの紙物になっていると目を引きます。

ちなみにこちらの松岡美術館は作品の撮影・デッサンが可能です。それももちろん良いのですが、美しい陶磁器(もちろんほかのコレクションも素敵です)を心に焼き付ける手段の一つとして、ミュージアムグッズを手に取ってほしいなと勝手に思います。

このシリーズ、お仕事の繁忙期が過ぎたらもっとこまめに更新するんや…!また次回!

Coinで悶絶もののキャンドルを作った話

 

3/19(日)にSpace1-15のCoinにて、とってもかわいいキャンドルを作ってきました!こちらの記事を見て一目ぼれ。ぜひ作ってみたいとすぐに応募しました。

3月 すみれ グラスキャンドルワークショップのご案内 - Coin コワン | Coin
北海道札幌の洋服店「Coin コワン」のホームページです。オールドマンズテーラー,naruse,no.57,f/style等のブランドを扱っております。

 

いやーほんとにもう出来上がりに大満足でめちゃくちゃかわいいので、まずちょっと!ちょっと見てください!

ぶっふーーぅ!このぎゅうぎゅうにスミレが詰まったキャンドル、デザインが斬新でかわいくて、3時間頑張った甲斐がありました。

こちらのキャンドルは、Candle.vidaを主宰するマエダサチコさんがデザイン。5月にはマエダさんご本人が来札してワークショップを開催するそう。

アートキャンドルスクール|candle.vida
アートキャンドル協会認定のキャンドル教室「candle.vida」講師にマエダサチコを始め、コクマイリエ、サイトウマチコが勤めるキャンドルスクール。自由が丘・大阪・仙台...

 

今回はCoinの東さんに教えていただきました。とても楽しかったので、このキャンドル作りの模様をレポートしちゃいます。

土台のキャンドルを作る

まずは土台のキャンドル作り。ソイキャンドルを素材として使用し、アロマオイルを垂らして好きな香りも付けました。

作業机もカラフルです。

ソイキャンドルを琺瑯の片手鍋に入れて、電磁調理器で溶かしていきます。火力が一定になるので、ガスより電気で温める方が良い仕上がりになるそう。

土台のキャンドルは2色作れるのですが、私は白と黄色にしました。こちらは黄色い色粉を入れたところ。ほんの少し入れるだけでしっかり色が付きます。生卵みたいですね。

色粉がしっかり混ざったら器に注いで冷やし固めます。その間に上に載せるスミレのパーツを作りましょう。

すみれのパーツを作る

まずはどの色を作るか決めます。他の参加者の方は結構自由な色使いをしておりそれもいいなーと思ったのですが、私はこの先生のお手本に惹かれて応募したので、なるべく似た色合いでつくることにしました。

これが先生のお手本。カラフルでかわゆい。

こちらがスミレのシリコン型。花びらの細かい皺も表現されていて、2色使いにも対応しています。

まずは黄色から作ってみました。鮮やかな黄色にしようと思ったら意外とまろやかな色になって、これはこれでいいなと。なので、全体的に優しい色合いでまとめることにしました。

冷めて型から取り外したところ。細かいところまで再現されています。

続いては2色使いの花を作ります。今回はピンクと紫の花を作ってみます。まずは下になるピンクを注いで、そのあと上の紫の花びらの部分に蝋を注ぎます。
ちょっと左の花とかはみ出してますが、出来上がると意外と気にならないので恐れずに手早く作ります。

続いてアクリル絵の具で模様をつけます。

特にこの黒い部分は筆になるべく水分を含ませず、パサパサした状態で掃くように模様をつけていきます。

全部の花に模様を付けたところ。あ、右上のプリンのようなキャンドルが、先ほど作った土台になるキャンドルです。こうやって見ると本当にプリンみたいですね。
さ、次はこれを組み立てていきます。

ぎゅうぎゅうにスミレを詰める

全体のバランスを見ながら配置を決めていきます。結構頑張って模様を付けたので隠れちゃうのはもったいなーと思いながらも、やっぱりぎゅうぎゅうの方がかわいいのです。ちらりと見える模様、細部にこそ魂が宿るのです。

2色使いの花をセンターにしてみました。

最後に、接着剤代わりのソイキャンドルを注いで固まったら完成です!

撮影用のデスクまで用意していただきました。
たまんないなこれ…

はー(溜息)。かわいい。やわらかい色遣いにして正解でした。何か美味しそうですね。プリンの上にエディブルフラワーが乗っているみたい。

おわりに

たまたま参加者が私しかいなかったので、マンツーマンで集中して取り組むことができ、とっても充実したひと時でした。大満足です!

一生懸命作った後はお茶とお菓子まで出していただいて、子育てから仕事からいろいろな話もさせていただき、何かもう本当にリフレッシュできました。

こちらのワークショップ、今月はまだあと1回チャンスがあるそう!
3/26(日)の10時からのがまだ空いているはずなので、ご興味ある方はぜひチャレンジしてみてください。

詳細はこちら↓

3月 すみれ グラスキャンドルワークショップのご案内 - Coin コワン | Coin
北海道札幌の洋服店「Coin コワン」のホームページです。オールドマンズテーラー,naruse,no.57,f/style等のブランドを扱っております。

それではまた次回!

「手のひらから宇宙まで」で科学と芸術のかかわり方を考える

      2017年3月11日に、CoSTEP修了式公開シンポジウム「手のひらから宇宙まで 〜電波が創発するコミュニケーション、そしてアート〜」に行ってまいりました。

この日は北海道大学科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)の修了式があり、その公開シンポジウムとして今回のイベントが開催されました。

今回のテーマは「電波」。スマートフォンやPCが欠かせない私達にとって、電波は目に見えないですが、非常に大切な存在です。普段意識していないだけで、日常生活のあらゆる場面で電波は飛び交っています。

では、その電波とはそもそもどういうものなのか?電波と人間とのかかわりの歴史は何か?現代アートの世界で電波はどのように利用されているのか?という3つの話題提供があり、登壇者3名でトークセッションを行っていました。

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【登壇者】

  • 久保田 晃弘 多摩美術大学 教授、ARTSAT×SIAFラボ(SIAF2017参加作家)プロジェクトリーダー
  • 大鐘 武雄 北海道大学 大学院情報科学研究科 教授
  • 原島 博 東京大学 名誉教授、東京大学大学院 情報学環 特任教授

【展示ディレクター】

  • 小町谷 圭 メディアアーティスト、札幌大谷大学 専任講師、ARTSATxSIAF メンバー

【司会】

  • 朴炫貞 北海道大学 CoSTEP

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「電波」を意識させるメディアアート

今回はメディアアーティストの小町谷圭さんが、シンポジウム会場内の展示をディレクションしておりました。

会場内に映し出された波形は使用するマイクの音に反応して形が変わります。こちらも、「あぁ、音って波なんだよなぁ」と再確認できる仕組み。

そしてこちら、風船には中継器やカメラが搭載されており…

こんな風に会場全体の様子を映し出していました。

そして更に、会場中の座席に置かれていたFMラジオから登壇者の声が!ある特定の周波数に合わせると、マイクを通じて登壇者の声が聞こえる仕組みでした。

北海道大学でアーティストが躍動したら嬉しい…と思っていたので、こんな風にアーティストが電波の存在を可視化する取り組みが見られて、とてもワクワクしました。

もっと遠くへ

ここからは話題提供やトークセッションで心に残ったお話を、トピックごとに紹介します。

まずは久保田晃弘さんのお話の中にあった宇宙開発に対する「理系だけじゃない分野の参入」というお話が興味深かったです。
久保田さんは「ARTSTAT:衛星芸術プロジェクト」で芸術衛星INVADERを打ち上げました。この芸術衛星は、なんと宇宙から詩や音楽を送信!

INVADER (CO-77)
ダブルクリックで衛星の内部構造を見ることができます。 芸術衛星 INVADER 概要 ARTSATプロジェクトは、衛星を専門家のための「特別なモノ」から、市民の日常の中の...

 

さらに2号機のDESPATCHには渦巻き型の彫刻作品を搭載。JAXAのはやぶさ2に相乗りし、深宇宙から詩を送信し続けました。

DESPATCH (FO-81)
ARTSAT2:深宇宙彫刻「DESPATCH」 2013年9月 多摩美術大学×東京大学ARTSATプロジェクト ARTSAT第二弾「深宇宙彫刻 DESPATCH」相乗り選定 このたび、独立行政...

 

このように「宇宙でどのような芸術活動が可能か?」という挑戦を続けている、久保田さんを中心としたARTSATの皆さん。そのキーは、「人文学的な視点を宇宙開発に持ち込む」というテーマ。

今回のシンポジウムでも、「人文学の視点から宇宙にアプローチすることは、人類の創造性を広げる大事な役割を持つ」という久保田さんのお話がありました。この「創造性」は人類をリードし、より広い視野を持って研究を進めていくために必要なこと。

トークセッションで久保田さんはアートとサイエンスのコラボレーションについてもお話ししておりました。
サイエンスは事実に基づく客観性が必要とされますが、自身がやっていることの積み重ねが100年後の応用に役に立つもの。アートはマジョリティーに対する疑問や批判が原動力。しかし両者には共通点があり、「アートとサイエンスはどちらも人類の“遠くに行きたい、見たことないものを見たい”という夢を叶えるもの」と、久保田さんは仰っておりました。

そして、より遠くに行くためには、「未来は過去の中にある」から、サイエンスの分野でも美術史を学ぶことの重要性をお話ししておりました。原田さんもテクノロジーは「表現」なのだから、工学部の基礎科目でアートを学ぶ機会があるといいと提案しておりました。

ARTSATでの表現手段として「詩」というジャンルを選んだのも素敵です。詩は、言葉だけで私たちをマクロの世界からミクロの世界まで一瞬で行き来させてくれます。
例えば、詩人・谷川俊太郎さんの「二十億光年の孤独」は、宇宙の果てを知らない私たちに、その広大さと孤独を伝えてくれます。まだ見ぬ世界を想像させ、言葉の羅列それだけで身震いするほど体感させてしまうのが詩です。

宇宙を理系にしかわからない世界にしてしまうのはもったいない。宇宙での人文学、芸術、期待しています!

技術の発展で私たちは本当に幸せになれたのか?

続いて、原島博さんのお話で気になったところ。原島さんのお話の中で、電波を用いたコミュニケーションの歴史を振り返り、便利になった現代は本当に幸せなのか?と問いかけます。

原島さんは1990年前後に「情報社会は人を幸せにするのだろうか?」という疑問を持ち、「コミュニケーション技術者として最強の批判者でありたい」という志を持っておられます。

「便利じゃない」が当たり前だった時代には、何を生み出すにも手間がかかる一方で、本当に必要なものだけを皆手にしていました。しかし、「便利」な時代の弊害としては、安易な生産が可能になったことで不必要な情報の洪水が発生し、受け手の負担が増大しています。DeNAのWELQ問題などありましたよね。

自由競争社会で「便利さ」は人を楽にさせず、むしろその競争を激化させています。そんなお話を聞いた時にふと浮かんだのはこちらのマンガ。

 

環境の発達は、やりたい人の「もっとやりたい」を叶えてゆく。逆に、やらない人の「できません」を消してゆく。

「やらない」「やりたくない」と言える人の可能性はどんどん広がり、言えない人はどんどん追いつめられる。

私が大学生の頃、当時お世話になった先生と「技術の発展で人々の手足ばかり伸びていったけど、本当に互いのココロは近づいているのかな?」と話し合ったことがあります。まさに今その心境で、人と人とが簡単につながれるようになったけど、では果たして、人に優しくなれたかと言えば…?

「『○○する人、されたい人には便利』ということは、『○○したくない人、されたくない人には暴力』とも言える」と原島先生はおっしゃっていました。「できない」なんて言えない。やるか、やらないか。それを表明しない限り生きていけず、沈黙は許されない。そんな時代を、私たちは本当に待ち望んでいたのでしょうか。そんなことを考えさせられたお話でした。

おわりに

もっと気になるトピックはたくさんあったのですが、今回はここまで。とても興味深いシンポジウムでした。

最近、サイエンスとアートの関係について考える機会が多く、互いの違いや共通点もある中でどう面白いものを創っていくかについて情報を集める日々でした。ですので、久保田さんのお話は特に考えさせられました。

帰り道に弊社の社長と感想などを話していたのですが、「昔の物理学者とかは芸術に関する知識や実践もあった」という話題がでました。
「遠くに行くため」「突き抜けるため」には想像力が必要で、それはサイエンスにおいても同じですし、それこそパラダイムを変えてしまうような研究をするのに、人文学や芸術の力が必要になるのかもしれません。

アートはサイエンスのことを、サイエンスはアートのことを。互いの文脈や歴史、動向を知り学ぶことができてこそ、時代を切り開く実践が可能になるのだと思います。

シンポジウム当日の様子はこちらで紹介されておりました↓

いいね!Hokudai - 電波とアートとサイエンスをテーマにした公開シンポジウム開催
 3月11日に、公開シンポジウム「手のひらから宇宙まで 〜電波が創発するコミュニケーション、そしてアート〜」が札幌キャンパスの鈴木章ホールにて開催されま...

 

それではまた次回!

ネクタイの個展「のぼってくだる」が切なくてかわいい

2017年3月7日から3月12日で開催されていた、イラストレーターユニット・ネクタイさんの個展「のぼってくだる」に行ってきました。

ひとめぼれ雑貨店「toitoitoi」も運営してらっしゃいます。期間中に記事更新できなくてごめんなさいっ!

会場は大丸藤井セントラルの7階スカイホールです。シンプルな会場がネクタイさんワールドに変身しています。

平面作品だけではなく、お家を模した作品や、3月12日に開催された絵本ライブの舞台も残っていました。右上の一角がワークショップになっています。

絵と絵の間に植物も。絵本の世界に紛れ込んだような世界観を作り上げています。

人気作品が集結!

作品は購入できるようになっていました。この作品が一番欲しかったです。ですが、残念ながら売約済みでした。うーん、またどこかで購入する機会はあるかしら…

欲しい作品はほとんど売約済みだったんですよね…もっと早く足を運べばよかったと思うほど。盛況さが窺えます。
作品の大きさは様々でしたが、落ち着いた色遣いと、どことなく漂う切なさがたまらなく好きなんです。

アンケートコーナーもかわいい

会場の一角にはこのようなコーナーが。

こちらはアンケートコーナー。置いてあったボールペンにもネクタイさんの絵が描かれています。

書いたアンケートはこちらのポストに投かんします。こちら何と、ネクタイののりおさんが小学生の時に製作したものだそう。クオリティ高いなぁ。現在のネクタイさんの世界観ともぴったりです。

絵本感覚で楽しめる作品

そして、会場の真ん中にあったお家。この中にも絵が描かれていて、まるで「ミッケ!」のような感覚で「ネクタイの家」「カラスのいえ」などを探します。

子供連れ歓迎の展示だったとのことで、当日も子供たちが中に入って楽しそうに探していました。

「パンをはこぶしごと」の連作も展示・販売されていました。何作かまとめて欲しくなってしまいますねー。危険。

人気の物販コーナー

こちらには物販コーナー。

先ほどの「パンをはこぶしごと」がハンカチとセットになって販売されていました。

そして、今回の展覧会のタイトル「のぼってくだる」の絵本が、展覧会BGMのCDとセットになって販売されていました。

「パンをはこぶしごと」「のぼってくだる」も手作り感が満載なZINEのようだったのですが、個人的にはしっかり製本された絵本が見たいなーという感想です。絵が素敵だったので、それに負けないクオリティの絵本を今後は期待してしまいます。

オリジナルのマスキングテープとボールペンも販売されていました。私はこの両方を購入。

擬音語をテーマにしたシリーズ。他にもポストカードやレターセットがありました。まだ勿体なくて開けてない!かわいい~!

アンケートコーナーにも置いてあったオリジナルのボールペン。SARASAですね。私は猫柄にしました。書き心地もやはり安定のSARASAです。

1000円以上お買い物をするとこのくじ引きができます。コーヒーやお米などの豪華な商品も用意されていたようです。

私?もちろんくじ運が無いのではずれです。でも、はずれてもかわいいポストカードがもれなくもらえます。

会場出入り口のガラスケースにはこちらも展示しておりました。

ネクタイのお二人が子供だった頃の作品が展示されています。特にこの猫の絵、めちゃくちゃ上手くないですか?この絵すらも買いたいです。

展示への関りが見える「ありがとう」

大丸藤井セントラル1階のガラスにも、ネクタイのお二人の作品が描かれています。

今回の個展に協力した方々とスタッフの方々を描いたものだそう。

セントラルさんはわたしたちに
どこまでも自由にやらせてくださって
コピーも考えてください とのことで
春は「出会い」のことしか思いつきませんでしたし
感謝の気持ちを伝えたかったので
この言葉を選びました

思えば、個展では子供たちや来場者の笑顔で溢れていたし、セントラルのスタッフさんもネクタイのお二人のお子さんと遊んでいたりして、とっても和やかな雰囲気でした。この展示を実現させるための作家さんとスタッフさんの頑張り、互いのとても良い関係性と感謝が伝わってきた展示でした。

あとはどうにかして作品を購入したい…という想いが渦巻いています。うーん、また次回!